FC2ブログ

L'ampleur

Kyoto-Karasuma kimono diary

吸血鬼 (書物の王国)

2008-01-27-Sun-00:13
吸血鬼小説にハマるついでに、買いました。
吸血鬼 (書物の王国) 吸血鬼 (書物の王国)
エドガー ポオ (1998/11)
国書刊行会
この商品の詳細を見る


ポオの抜歯のお話「ベレニス」。
テオフィル・ゴーティェのゴシック・ロマン『クラリモンド』は
やっぱりゴシックらしく前半みっしり、結はあっさり。
物語の展開よりも、情慾の凄さが描写だけで伝わる傑作。

はじめて読んだシュトローブルの「刺絡」(森鴎外訳)。

後半に載っている下楠昌哉の「アイリッシュ・ヴァンパイア」という
ケルト伝承とブラム・ストーカーの「ドラキュラ」の構成の関わりに
ついて書かれた文章も面白かった。

日本人作家による吸血小説は、いまいち私の求める情緒に欠けます。
吸血鬼はゴシックに在り、というのではなく
吸血鬼の舞台は欧米にあり、なのです。
取りあえずレスタトなのです。

死を不自然なもの、人間に対する悪の攻撃と考える
ロマ族の思想のように、とにかく吸血鬼は悪いこと尽くしです。
一見、日本人的には全く怖く無いし、
土葬の感じも、吸血嗜好の人の気持ちも想像出来ないのだけれど。

やっぱりブックマークも雰囲気が出るように、
妖気漂う古賀春江の「深海の情景」を愛用しています。
Image064.jpg

スポンサーサイト



COMMENT



コメントの投稿

HOME