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L'ampleur

Kyoto-Karasuma kimono diary

秦荘紬

2007-07-20-Fri-23:59
今日から世間は夏休み、
私は仕事で近江上布で有名な織物の産地、滋賀県にある
織の資料館『金剛苑』に行って来ました。
これがまた車ないといけへんよ、という辺鄙なとこにあるのですが
明治22年創業の川口織物有限会社が絣の染織り、正藍の技術伝承資料館
として昭和53年に設けられた施設で、かなり見応えのあるすごい場所なのです。
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苑内がすべて四季の草木におおわれていて、年中楽しめるオツな場所。
でも個人的には近江上布の質感をリアルタイムで楽しめる夏に行くのが良い。
古い小学校を移築した建物で、中国の古い工場にでも来たような不思議な観光気分。

まず資料館。
天然野蚕と現代では貴重品の真綿もいまや全て輸入。
野蚕は国内で一件のみ長野の会社が『野蚕の飼育』をしているらしい。
飼育といっても網をはった場所での放牧みたいに。
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700年来の上布に対して、秦氏の名残りを残すネーミングの『秦荘紬』は発祥からみても
せいぜい100年。(2006年の市町村合併により 秦荘町、愛知川町は愛荘町となってしまいました。)
しかしながら結城紬の技法を大幅に取り入れたその風合いの良さは
知名度の低さとは対照的に着物好きにはたまらない魅力。

歴史の浅い織物だけに、独自の紋様などはないそうですが、
緯糸を伊勢型を使って染めたり、伝統の櫛染めや絣の整経などなど
見応えありすぎる工房。
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ついでに藍の瓶も見せてもらえます。
Image0509.jpg

テレビでしか見たことなかったけど
藍の香り!

さらにこの愛知郡の伝統的な民家をそのまま残した生活資料館が
スバラシイ!
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暗い土間のなか、幻想的に見えたのは虫籠。
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最後にお土産&お茶スペース。

藍染めの二重麻のれん、うっとり。
ショーケースの中に値段の付いてない上布のハンカチを発見。
気軽に値段聞いてびっくりしたけど、絣で上布製作工程をあらわした
下手ウマな柄ゆきに一目惚れして買ってしまった。
飾る額買わなければ。

これだけ見て入苑料310円って安すぎる!

滋賀在住で有閑主婦なら苑内にある染織の研修コースに行きたい。
着尺を約40日のコースで150000円から指導を受けて製作出来るそうです。
ほかにもコースターやテーブルセンターや帯などなど。

しかし訪れる人は少ない穴場だ・・・。

旧住所は滋賀県愛知郡秦荘町蚊野外514。
市町村合併後の住所はこちらから
http://www.pref.shiga.jp/shichoson/gappei/

開館時間/休館日: 9:00~17:00
4~11月:月曜日、12~3月:日曜・月曜日、年末年始
入場料: 大人310円、 小人(小・中学生)160円
金剛苑HPhttp://www.nias.affrc.go.jp/silkwave/silkmuseum/SHKongou/kongouen.htm
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