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L'ampleur

Kyoto-Karasuma kimono diary

祇園の姉妹リメイク

2007-07-04-Wed-22:27
溝口健二監督の女性観がどうしても苦手なので、
名作といわれる『祇園の姉妹』のほんにゃら昭和バージョン、
野村浩将監督リメイク編を観てみました。

やっぱり戦後昭和映画にはルームペット!犬大事。
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舞妓ちゃんの中村玉緒。この人が出てくるとすべてのリアリティが3割引になる。

こちらはある意味いちばん苦労人な芸妓、小野道子。長谷川一夫の娘らしいです。
ダッコチャンみたい。昭和エキゾチック??
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若い呉服問屋が勝 新太郎。
かなり激情型のサイテ-な行動をといったりしますが、
昔の問屋の社屋が面白いです。

戦前、戦後では日常着としての『着物』の雰囲気ががらりと変わるところがおもしろい。
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極端に言えば、いったん焼夷弾に焼けて、米やおいもに変わってからの一からの再出発の後の姿。
イマイチ和にしっくりこないモダーンな雰囲気がリアル。

舞妓ちゃんは日本髪だけど、芸妓さんのおねえさんのパーマ頭がこれまたレイト'50s。
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嗤う伊右衛門

2007-02-20-Tue-21:53
片方ヘンな顔でも美しい、小雪が素敵です。着物もいいものを着ています。角川映画らしくテンポよく観れる内容。ただし話が決して穏やかなものではないので、セックス&バイオレンス嫌いにはつらいです。高校生のとき読んだ京極夏彦さんの原作が活字ながらマンガのような描写で面白かったので、実際映像になるとこんな大変な話やったんか!とちょっとしんどくなりました。オイディプス王並の悲劇です。

嗤う伊右衛門 嗤う伊右衛門
唐沢寿明 (2004/07/23)
角川エンタテインメント
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超京都系

2007-02-20-Tue-21:15
これぞ京都系!という岩下志麻の主演映画『古都』。室町の問屋の嬢さんと北山丸太に携わる娘さんとの
1人二役。サスペンス・テイストもあり、なぜか暗い音楽がヘンテコな印象を与えます。冒頭からいきなり『赤ん坊をさらって逃げた』などの爆弾発言。平安神宮の庭でデートしていたかと思えば突然お嬢の志麻が『清水に行きたい』と言い出し京都名所をハシゴしたり、ほのかな恋の相手は西陣の機場さんと。父親は北野天満宮の帰りに上七軒のお茶屋『中里』に立ち寄っちゃうなどコテコテの観光尽し。さらに特典映像には撮影場所ともなった西陣のメーカー『渡文』や千本にある老舗すっぽんの大市や、さらには烏丸の京商さんまでもがインタビューに答えるという徹底ぶり。いずれも観光関係には露出の多い企業ですが、あえてDVDの特典映像になると考えるとレアな感じです。一回見て下さい。
でも賞賛すべきは、撮影陣の一貫した映像オタクっぷりだと思います。
古都 古都
岩下志麻 (2004/12/23)
松竹
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カッポレ

2007-02-07-Wed-22:59
明日は4時に起きんならん、のでイマからすごい憂鬱。でもグリーン車ちょっと嬉しい。始発のグリーン車って貸しきり状態なんかな。

眠いけど新藤監督の『縮図』観ました。タカラジェンヌ系では特別な乙羽信子。イタリアンリアリズムみたいな(自転車泥棒とかみたいな)芸者映画で面白かった。延々唄いまくる信子の顔面アップに思考停止。日本髪はいいナ。
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溝口健二は最初に観た映画が『赤線地帯』やったせいで、あんたに女子社会は分からん、って思ったけど新藤兼人はいい。素で。

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おやすみなさい

加東大介

2007-01-31-Wed-22:55
成瀬巳喜男の『女が階段を上る時』です。いきなり菅井きんさんが出てきておばさん・バー?と思ったら、そうではなくてもっとシリアスな銀座ママ物語。着物姿もちらほら、高峰秀子が病気になって実家で寝てるところやベッドインした翌朝の襦袢姿が素敵です。でも見どころは加東大介ただ1人。前半からあやしい顔面オーラを放っていた彼が実は結婚詐欺癖でストーカーで妻子持ちという、あのルックスにこの狂いキャラ。天才的な配役にそうとは知らず枕を交わした高峰秀子も真っ青。その後も森雅之に押倒されたり、仲代達也に言い寄られたり、不幸続きのママ物語ですが加東大介の衝撃が強すぎて細かいことは覚えてません。

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